放送日:3月23日 (月)

諸国漫遊の旅を終え、江戸に帰ってきた水戸老公(里見浩太朗)一行。許婚の橋場大二郎(徳重聡)との再会と婚礼を楽しみにしていた早月(磯山さやか)は、早速、橋場の屋敷を訪ねる。しかし、大二郎は夜桜見物に出かけており、早月はがっかりする。落ち込む早月を見て、兵庫(長門裕之)はいてもたってもいられない。

一方、夜桜見物に出かけていた大二郎は、廻船問屋・垂水屋の蔵から三千両が盗み出される現場に遭遇する。大二郎は賊の一味と誤解されて捕らえられ、自宅謹慎の身となってしまった。嫌疑が晴れなければ婚礼ができないと、早月と兵庫はなす術もなく右往左往するばかり。

助(原田龍二)と格(合田雅吏)の調べによると、盗まれた金は、垂水屋の主人・嘉兵衛(黒沢年雄)と僧侶の栄昌(原口剛)が寺社寄進の名目で江戸中の大店から集めたものだという。栄昌は祈祷僧・隆光(麿赤兒)の弟子である。嘉兵衛と栄昌そして隆光と柳沢吉保(石橋蓮司)のつながりが予感されるが、老公は柳沢の仕業ではなく、別のからくりがあるのではと考える。

盗まれた千両箱が、まだ現場近くにあるのではないかという、老公の考えを聞いた早月は、早速、大二郎と共に垂水屋の近辺を捜査する。そこへ、大二郎を恩人と慕う粂八(伊藤高)という男が現れ、大二郎の濡れ衣を自分が晴らすと言う。粂八は、かつて盗賊だった嘉兵衛が、集めた三千両を盗まれたことにして懐に入れようという魂胆だと見抜いていた。

老公は粂八の情報を元に、嘉兵衛と栄昌の悪事を暴いたのだった。そしてとある吉日、早月と大二郎は晴れて婚礼の儀を迎えた。一行は、早月が嫁ぐことを寂しく思いながらも、二人の幸せを願うのだった。

 

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