放送日:2月16日 (月)

防府天満宮に参詣し、宮市に入った水戸老公(里見浩太朗)は、この地で若い女性が行方不明になる事件が多発していることを知った。だが、奉行所では単なる噂に過ぎないとして取り合わず、娘たちを探し出して欲しいという人々の願いはかなえられなかった。

しかし、海上警護や藩の船を取り扱う役所・御船手組(おふなてぐみ)の下級役人で正義感の強い笹岡伝八郎(小林正寛)だけは、娘たちを探索したいと上司に申し出るが、役目違いだと一蹴される。

老公は茶店で伝八郎と出会い、その人柄を好ましく思う。伝八郎は一行を町の食事所「ひさご」に誘い、自ら腕をふるって老公たちをもてなす。ひさごの女将・お千香(小田茜)と伝八郎は互いに思いを寄せているが、お千香は侍である伝八郎とは身分違いだと寂しそうな表情を見せる。

風車の弥七(内藤剛志)とお娟(由美かおる)の調べで、娘たちの誘拐事件の黒幕が、伝八郎の上司である組頭・平川典膳(伊吹剛)と差配・片倉半蔵(四方堂亘)であることが判明した。二人は廻船問屋の西国屋(横澤祐一)と手を組んで私服を肥やし、娘たちを海賊に売り飛ばそうという魂胆だった。

娘たちの危機を知った早月(磯山さやか)は無謀にも自らおとりとなって悪人をおびき出そうとするが失敗し、捕らわれの身となってしまう。さらにお千香にまで悪人たちの魔の手が伸び、伝八郎さえも捕らえられてしまうが、弥七が現れ娘たちを無事に逃がすのだっ

た。そして、ご老公一行は黒幕である平河らの悪事を暴き、周防国は平和を取り戻すのであった。

 

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