紙作りで名高い白石で、老公一行は藩史編纂のため領内を巡る下河原と峯蔵の主従に出会う。紙奉行の島貫は、前奉行の佐久間を死へ追いやった過去の発覚を恐れ、関連文書を隠匿。佐久間の遺子・鹿之介は、紙漉職人となって村に貢献するが、島貫の手の者たちはそれを邪魔していた。役目の傍ら生別した息子を捜す峯蔵は、鹿之介こそ我が子と知り、佐久間の汚名を雪ぐため奔走する！