吉川アナウンサー(以下、吉川さん):10月11日からはじまります水戸黄門・第42部には、6代目の佐々木助三郎役に東幹久さん、渥美格之進役に的場浩司さんをお迎えし、また雛形あきこさん演じる新キャラクター・楓も登場する新しいシリーズとなっております。今日は、新しい黄門様一行に新しいシリーズにかける意気込みなどをお話しいただきます。申し遅れましたが、私、本日の製作発表の司会進行役を務めさせていただきます、TBSアナウンサーの吉川美代子と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

第42部は10月11日(月・祝)体育の日からいよいよスタートでございます。通常ですと夜8時から1時間の放送ですが、初回は夜7時から2時間のスペシャルでお届けします。それでは黄門様ご一行の入場です。

(ご老公一行登場)

 

吉川さん:皆さんが役の装いで、全員揃って東京で集まることは、今回が初めてだということです。出演者の皆様からご挨拶をいただく前に、制作者を代表いたしまして、(株)C.A.Lの中尾幸男チーフプロデューサーより、東さん、的場さん、雛形さん起用の狙いや今シーズンの見どころなどを交えながら、ご挨拶をお願いしたいと思っております。では、よろしくお願いします。

中尾
中尾チーフプロデューサー:水戸黄門は42年目になりました。このドラマは、みなさんご存知のように「人間愛」と「勧善懲悪」を根底にご老公一行が旅に出るというドラマですが、この第42部の製作に当たりまして、それぞれのレギュラーメンバーのキャラクターを一層明快にしようと考えました。おかげさまで、3名の新しい個性的で存在感のあるキャストを迎えることができました。第42部では、水戸黄門の原点に立ち返って、ますます面白く魅力的な番組をつくっていきたいと思っております。助さんの東さん、格さんの的場さんは今回で4度目の共演になると伺っております。大変息の合った助さん、格さんを演じていただけていると確信しております。また、新しい楓役の雛形さんにおかれましては、撮影前から猛暑の中、殺陣の訓練を重ねてクランクインに臨まれております。そして、従来からのご老公役の里見さん、弥七役の内藤さん、八兵衛役の三平さん、それぞれのキャラクターもブラッシュアップしてより魅力的に描くよう工夫していきたいと思っておりますし、皆さんにもそういう意気込みで演じていただいております。

 

今回の旅の目的は、ご老公の子息であります高松藩藩主・頼常が病がちで世継ぎ問題が起き、それを案じて旅に出るといった設定になっております。面白いストーリーづくりを目指し、このたびベテランの脚本家・金子成人氏にメインライターとして入っていただきました。さらに、長い間ナレーションを担当してくださっていた鈴木史朗さんに代わりまして、新たな語りとして槇大輔さんを起用しております。そして、お娟役の由美かおるさんに関しましては第1話で結婚し、ファンの方々に祝福されながらレギュラーを卒業するといった形をとらせていただきました。

 

これからも“水戸黄門不滅”という想いで制作していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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