水戸黄門

2017年10月4日より 毎週水曜 よる7時 BS-TBS

C.A.L.

各話あらすじ

第九話 「風来坊の片想い(浄法寺)」 2017年11月29日放送 脚本:尾西兼一  監督:矢田清巳

老公一行は漆器で名高い浄法寺に立ち寄っていた。そこで酔って暴れている浄法寺塗の職人・磯次と出会い、献上品を納める塗師(ぬし)・茂兵衛の作業場に案内される。茂兵衛の一番弟子を自称し、塗り物への薀蓄も傾けていた磯次。しかし茂兵衛の跡目は弟弟子の長吉が受け継いでいた。愕然とする磯次だが、三年前に訳も言わずに飛び出し今日まで音信不通だった磯次への当然の報いだった。その頃、茂兵衛の器を扱う問屋・若松屋女将であるお嶋は、勘定所元締・井沢主膳から献上品の納期を早められ頭を抱えていた。実は、商売敵の三沢屋と主膳が手を組み浄法寺塗を一手に扱い、私腹を肥やそうと考えた悪巧みだった。さらに三沢屋はやくざ者を使って長吉の利き腕を折ってしまう。だが、この窮地にようやく磯次が目を覚まし、長吉の作業を引き継ぐのだった。
一方、柳沢の放った忍び・升六、九郎太は、未だ老公を始末できずに焦っていた。詩乃も再三老公の命を狙うが…。