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第1話
内蔵助殿、助太刀致す(赤穂)1月31日(月)放送
水戸老公(里見浩太朗)一行は赤穂に着き、浜の塩田での塩づくりの光景に足を止める。そこで格之進は人足となって働く赤穂藩家老・大石内蔵助(市川右近)を見かけるが、人違いであろうと助三郎(東幹久)に一蹴される。
その頃、塩問屋・湊屋で働くおゆき(持田真樹)は、娘が見当たらないと血相変えて探し回っていた。道に迷った八兵衛(林家三平)が小さな娘・おさち(松本春姫)に案内してもらっていたところ、共に探し回っていた人足たちに人さらいと間違えられて大騒ぎに。老公たちも仲間として捕らえられそうになる。が、人足の中にいた内蔵助が誤解を解いてくれたのだった。娘の無事に安堵するおゆきを見て、老公は心配過剰なおゆきの態度を不思議に思う。
内蔵助は老公に身分を隠して働いている理由を打ち明ける。赤穂では製塩の技術を向上させ、塩の質と量が飛躍的に向上し利益を上げていたが、帳簿の上ではほとんど変わっていない。内蔵助は塩の売買に不正があると睨み、塩の取り引きを一手に握る湊屋惣五郎(魁三太郎)の近辺を秘かに調べているのだった。助三郎と格之進も人足に成り済まして、内蔵助の探索を手伝うことにする。
内蔵助と格之進は悪事の証拠をつかむため湊屋に忍び込む。だが、内蔵助は女中のおゆきに見つかってしまう。慌てて事情を説明しようとしたところへ湊屋がやって来た。おゆきは咄嗟に内蔵助を別室に隠れさせ窮地を救う。内蔵助はおゆきに感謝する共に、おゆきが湊屋から執拗に関係を迫られていることを知り、心配する。
格之進から内蔵助が手詰まりになっていることを聞き、ついに老公が立ち上がる。老公は江戸の塩問屋に扮し、楓(雛形あきこ)を孫娘に、八兵衛を番頭として引き連れ、湊屋に押し掛ける。大胆にも塩の横流しを持ちかける老公に、湊屋は身元を探ろうと、自分の寮へと招いたのだった。
おゆきに心惹かれている内蔵助は、身分を明かして事情を打ち明け、湊屋から出るよう勧めるが、おゆきからこれ以上構わないでほしいと拒絶されてしまう。実はおゆきは、赤穂の製塩技術を盗むため送り込まれた吉良家の密偵であった。おゆきは未だに役目を果たせていないことを仲間から責められ、しくじれば娘の命はないと脅されていた。おゆきは塩田の絵図面を手に入れるため、湊屋の誘いに応じる。
湊屋の寮で老公は、湊屋の後ろ盾であるという家老の黒沼甚兵衛(小林勝也)を紹介される。一方、おゆきは宴席を抜け出して書斎を探り、塩田の絵図面を見つける。しかし湊屋に見つかり、果敢に小刀で抵抗するも手下の者に斬られ、深手を負ってしまう。それでもなお、おゆきは絵図を握って放さなかった。弥七(内藤剛志)は気絶したおゆきを、老公たちの旅籠へと連れて行ったのだった。
目を覚ましたおゆきは失敗したことを悟り、自害しようとする。だが、「娘をひとり残して、死ぬ気ですか?」という老公の言葉に観念する。身分を明かした老公は、おさちの無事を約束し、おゆきに事情を話すよう促すのだった。おゆきは吉良家の家臣の妻で雪絵といい、夫が病死してから家名を残すために赤穂の製塩技術を盗むという密命を引き受けたという。おゆきは絵図を盗んだ際、裏帳簿があったことを内蔵助に告げる。
老公は内蔵助とともに黒沼の屋敷に乗り込むため立ち上がる。堂々と表門から討ち入った一行は、ついに裏帳簿を見つけて黒沼の悪事を明らかにする。内蔵助は雪絵たち親子が静かに暮らせる家を支度し、吉良家には礼を尽くせば製塩技術を教えると伝えた。老公は内蔵助の見事な決着に感心し、赤穂を後にしたのだった。