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第1話
ズバッ怒りの道場破り(篠山)1月10日(月)放送
水戸老公(里見浩太朗)一行は篠山へ着いたが、宿を探しているはずの八兵衛(林家三平)が現れない。格之進(的場浩司)が探しに行くと、若者と喧嘩をしている酔っぱらいの留吉(堀内孝雄)を見かけ、仲裁に入る。ところが、助けたはずの留吉にからまれて、思わず腕をねじ上げてしまう。「手加減を知らない」と老公に叱られ、格之進は渋々医者に連れて行くことに。留吉の家では、娘のおきみ(岡田千咲)が世話の焼ける父親をけなげに支えており、格之進はおきみに同情する。
一方、楓(雛形あきこ)は旅籠の女中・おかね(木ノ葉のこ)から最近この町では綺麗な娘が行方不明になる事件が相次いでいるので、気を付けた方がいいと言われる。楓が事件に興味を覚えるのを見て、助三郎(東幹久)は心配する。
老公のすすめで、格之進は怪我をした留吉の代わりに、かぼちゃ売りの仕事を手伝うことに。渋々商売に出た格之進がようやくかぼちゃを売り終えると、若侍の加山亀之助(タモト清嵐)がやって来て、「父の仇!」と格之進に斬りかかる。格之進は人違いであると何度も訴えるが、亀之助は聞く耳をもたない。格之進はもう面倒に巻き込まれるのはごめんだと、その場から逃げ出す。
弥七(内藤剛志)は飲んだくれている留吉に近づき、その胸の内を探る。篠山の男たちは農閑期になると灘へ行き、酒造りに従事することが多く、留吉もまた杜氏の親方になるという夢を抱いていたという。腕が良く将来を嘱望されていたが、妻を早くに亡くしたために夢を捨て、娘のためだけに生きてきた。だが、やるせない思いを消すことはできず、毎晩飲んだくれてしまうのだった。
亀之助と姉の八重(辺見えみり)は格之進を父の仇と思い違いしたまま、仇討ちのための作戦を練っていた。格之進に歯が立たないと悟った亀之助と八重は、町道場の師範代・新田左近(宇梶剛士)に加勢を頼む。新田は八重の容姿に目を留めると、夕刻にふたたび訪ねるよう言うのだった。
格之進がかぼちゃ売りの仕事を手伝うために留吉の家に行くと、飲んだくれている間に、おきみがさらわれてしまったと留吉が泣き崩れていた。格之進は一人必死で町を探しまわるがおきみは見つからず、老公に相談する。老公は楓に囮となって、娘たちがかどわかされている真相を探るように言う。
新田のもとを訪ねた八重は、新田に助太刀の報酬として法外な金を要求される。八重が払えないと言うと、新田は突然襲いかかる。八重が激しく抵抗したため、新田は八重を牢に入れたのだった。
老公は留吉に、「人には決して諦めてはいけない時がある」と励ますと、共におきみを探し始める。すると、姉を探す亀之助と出会う。亀之助は格之進の顔を見て刀を構えるが、老公が仲裁に入り無事に誤解が解ける。留吉は、亀之助が町道場の前で拾ったかんざしを見て、それがおきみのものであると断言する。奇しくもそれは、良くない噂が絶えないと弥七が知らせた町道場であった。
老公一行は道場破りを決行する。助三郎と格之進は、次々と斬りかかってくる門弟たちを蹴散らして行く。その頃、弥七と楓は道場の裏手にある小屋へ行き、捕われていた娘たちを解放する。道場ではついに新田が出て来るが、格之進の鮮やかな一刀の前に倒れるのだった。老公は新田の悪事を明らかにし、町奉行(みのもんた)に裁きを任せる。格之進との出会いを通して、父と娘、姉と弟が互いに手を取り合う様子を見て、老公は満足して歩みを進めるのであった。