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第1話
大晦日、都で悪の大掃除(京)12月20日(月)放送
水戸老公(里見浩太朗)一行が京へ向かう途中で一休みしていたところ、弥七(内藤剛志)と楓(雛形あきこ)が京で不穏な動きがあることを知らせる。高松藩の国家老・大久保高次(川野太郎)が供の者を連れて京へ入り、水戸家の屋敷には陰から様子をうかがっている不審な者がいるという。
その頃江戸では、江戸の老中・大久保加賀守(近藤正臣)が世継ぎ騒動をあおって高松藩を取り潰そうと目論んでいた。赤穂と並ぶ塩の産地である高松藩を天領にして、庶民の生活に欠かせない塩の販売を独占するとともに、高松の港を支配して上方一帯の流通をも握ろうとしていたのだった。老公が息子・頼常が治める高松藩に行き世継ぎ騒動の火消しをすることを恐れ、加賀守は高次を京に送り込んでいたのであった。
水戸藩邸の様子をうかがっていたのは、高松から来た藩士・室伸二郎(芦田昌太郎)と塚田小弥太(中村圭太)たちであった。彼らは正月を京都で過ごそうという老公へ会いに向かったところ、高次一味に襲撃され、塚田は捕われの身となってしまう。小弥太は拷問を受けるが京へ来た真の目的について口を割ろうとはしなかった。
一方、釜風呂で旅の疲れを癒す老公と格之進(的場浩司)は、赤穂藩士に出会い高松藩の塩が値上がりしていると聞き、驚く。老公はすぐさま、弥七に高松藩の様子を探らせたのだった。
水戸家の屋敷を訪ねていた助三郎(東幹久)は、門番に必死で掛け合いそのまま気を失って倒れてしまった娘を助ける。娘の名はお鈴(工藤あさぎ)と言い、老公に会うために京へ向かった兄・伸二郎と小弥太に身の危険が迫っていると聞いて心配になり、それを伝えに京へやってきたのだった。楓と八兵衛(林家三平)は、お鈴と一緒に伸二郎たちの行方を探すことを申し出る。
京で新年を迎えた老公は近衛基熈(水上保広)に年賀の挨拶に行く。すると、釜風呂で会った赤穂藩士・大石内蔵助(市川右近)と再会する。内蔵助は釜風呂の隠居が光圀と知って恐縮しきりであった。挨拶を終えた老公の元へ、高次が訪ねてくる。高次は老公の高松行きを妨げようと牽制するが、逆に老公に塩の値上がりのことを問われ狼狽するのだった。
弥七の調べにより、高松藩では御家騒動が激化しており、病弱な藩主に代わって高次が思いのままに権力をふるっているという。さらに一部の塩問屋と結託して塩の値上げをしているという噂もあった。小弥太と伸二郎はそんな高松藩の内情を老公に知らせるために、危険を覚悟で京へ来ていたのだった。高松藩のただならぬ様子を聞いて、老公は近衛基熈の力を借りて高松行きの許しを得ようと考える。
ひとり逃げ延びていた伸二郎は駕籠に乗った高次を襲撃する。しかし大勢の手下たちに阻まれ逆に窮地に陥ってしまう。が、寸でのところで楓が助けに入った。伸二郎はその身を案じていた妹のお鈴と久々の再会を果たし、老公の元を訪れる。老公は印籠を見せて身分を明かし、伸二郎に剣の力をもって決着を付けようとしては血で血を洗う抗争となり、藩を陥れることになると諭したのだった。
老公が近衛基熈の代参で出雲まで足を伸ばすことを聞きつけた高次は、高松藩に立ち寄ることを怖れ、再び老公の元を訪れる。弥七の調べで小弥太が牢に閉じ込められていることを知った老公は、逆に高次を牽制し、小弥太を解放するようそれとなく告げる。無事解放された小弥太と伸二郎を前に、老公は必ず高松に行くことを約束したのだった。