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第1話
お前は助さん俺は格さん(江戸) 10月11日(月)放送
糸魚川藩領内で、二人の男が廻船問屋・鳴海屋の蔵に忍び込み、翠の石を持ちだそうとするも追っ手により斬られてしまう。しかし、源三(松本実)は石を持ったままなんとか逃げるのだった。
その頃、西山荘で穏やかな日々を送っていた老公(里見浩太朗)のもとへ、高松藩の江戸藩邸留守居役から老公の長男が藩主を務める高松藩の国元でもめ事が起こっているとの書状が届き、心配した老公は助三郎(東幹久)とともに江戸へ向かうことにした。そこで老公が耳にしたのは、藩主の頼常公が寝たきりになり、正室との子・頼豊と側室との子・頼良の間で世継ぎ問題が起こりつつあるという。しかも、藩主に代わって藩を取り仕切っている家老の大久保高次(川野太郎)は老中・大久保加賀守(近藤正臣)と繋がりがあり、老中が高松藩を意のままに、または改易しようとしている疑いもあるという。話を聞いた老公は高松へ向かう決意をするのだった。
老公の後を追って江戸へやってきたお娟(由美かおる)は、偶然争いに巻き込まれた塩問屋の主人・翁屋与右衛門(前川清)を助けた。与右衛門はお娟が自分を助けに来てくれたのだと喜ぶ。与右衛門は老公に、お娟を後添えにと考えおり、お娟の気持ちを聞いて欲しいと相談するのだった。老公はしぶしぶお娟に気持ちをたずねると、与右衛門に好意は抱いているもののとまどいを隠せない様子であった。そんなお娟に老公は、よく考えるように話すのだった。
 時を同じくして、藩から水戸を離れた老公の警護を命じられた格之進(的場浩司)は、江戸の水戸家下屋敷に向かった。そこで助三郎と再会することに。2人は5年ほど前に剣術道場の対抗試合で対戦しており、知らない仲ではなかった。
 与右衛門とのことを悩んでいたお娟は、またもや町で与右衛門と偶然に出会う。そして、与右衛門のやさしさに触れ縁談を受ける決意をするのだった。一方、江戸見物をしていた八兵衛と格之進は、黒装束の一団が男に斬りかかるところに出くわした。格之進は黒装束の男たちを追い払い、深手を負った男を八兵衛の家へと運び、手当てするのだった。すると男は最期の力を振り絞って、髷に隠していた石を手渡し、息を引き取った。弥七(内籐剛志)はその石が翡翠であると言う。早速、格之進は事の一部始終を老公に報告するのだった。
老公、助三郎、格之進、弥七が話合っているところへ八兵衛がやってきて、宿の手配や道案内をするので自分も旅に連れて行ってほしいと願い出た。危険が伴う旅になるので助三郎は反対したが、弥七の助言もあって、八兵衛も旅に加わることになった。老公が旅立つことを知ったお娟は、祝言を取りやめて自分も旅に同行し老公を守ると申し出た。しかし老公は、お娟が幸せになることこそが自分への孝行であると話し、お娟はその言葉に従うのだった。
 宮坂に呼び出された三春は、宮坂の配下の者に襲われる。しかしそこへ、弥七(内藤剛志)から知らせを受けた老公たちと隼斗が駆けつけ三春は事なきを得た。老公は鉄斎の死と尾山が関係していたという証拠はないかと思い、三春に鉄斎から言い遺されたことがないか尋ねた。すると、もしものことがあった場合は三春が信用できる人に頼んで慈限寺に納めた鉄斎の愛刀の封印を斬るよう言われたという。
格之進は道中、印籠を預かる役目を与えられた。気を良くした格之進は、助三郎のことを「助さん」と呼ぶと宣言し、助三郎も格之進のことを「格さん」と呼ぶこととした。弥七は、お娟が抜ける穴を埋めるべく、一足先に昔からの知り合いで信州に住む藤兵衛(九十九一)の元へ向かった。そこには家を出たくて仕方のない藤兵衛の娘・楓(雛形あきこ)が、自分をお供に加えてほしいと願い出るが、弥七はそれを断るのだった。
甲州街道を歩く老公一行は、天狗の面をつけた一団に襲われる。天狗たちは、翡翠を狙っていた。そこへ楓が現れ、見事な棒術で一行の加勢をする。激しい格闘となった老公一行と天狗一団だが、格之進が敵の攻撃を交わした瞬間、懐から印籠が飛び出してしまう。印籠を目にした天狗一団は、自分たちが襲っていた人物が水戸光圀であると知り、驚きを隠せなかった。実は天狗一団は浪人のなれの果て。生きるために仕方なく盗賊のまねごとをしていたのだった。己の行為を恥じた天狗一団はその場で自害しようとするも、老公の話に心を打たれ新たな生活を目指すことにする。だが、天狗一団に指図していた男はその場で自害し、事の真相は闇の中となってしまった。老公は黒幕の存在を意識し、その目的は翡翠であると睨み、厳しい旅になることを覚悟する。老公一行は、楓を仲間に加えて甲州街道を西へと進むのだった。