放送日:11月24日 (月)

松山の道後温泉に着いた水戸老公(里見浩太朗)一行は、「山水」という旅籠に泊まることになった。亭主の清之助(徳井優)は頼りないが、女中のおさわ(長山洋子)は働き者で宿の仕事を切り盛りしている。お娟(由美かおる)と早月(磯山さやか)も早速宿自慢の温泉につかり旅の疲れを癒したのだった。そこへ、道後へ来る道すがらに出会った奇妙な男に風呂場をのぞかれる。

男は竹細工職人で名を五兵衛(矢崎滋)といい、おさわの父であった。五兵衛はおさわを後継者として育てていたのだが、父娘喧嘩の末におさわは家を飛び出して「山水」で奉公していたのだった。松山に娘がいるという噂を聞き、五兵衛はおさわを連れ戻しに来たのだ。二人とも気が強く、口が達者なため、話し合っていてもいつしか喧嘩になってしまう。

ところで、「山水」の近くに大きな道が作られることになった。町奉行の夏山市兵衛(大村健二)はその極秘情報を金づるである宿屋の主・幾造(江藤漢斉)に打ち明け、「山水」を乗っ取るよう提案した。取り引きは夏山が直接進めたが、おさわはこれをきっぱりと断った。しかし、簡単にあきらめる夏山ではなかった。おさわは好色な夏山に強引に迫られたが、お娟(由美かおる)の助けで危機を逃れ、逃げ帰ってきたのだった。

動揺する娘の様子に気づいた五兵衛は、おさわに家に帰るよう説得した。だが、おさわは清之助と所帯を持って、宿を繁盛させたいと考えていることを告げる。そして、五兵衛に一緒に暮らし、竹細工の仕事に専念して欲しいと訴えたのだった。突然の結婚の告白に五兵衛は納得がいかなかった。

その頃、「山水」に泊まった夫婦客が食あたりを起した。実は、幾造が仕組んだ罠であった。夏山は十分な詮議もせずに宿を取り潰すと一方的に裁きを下したのだった。このままではおさわに迷惑をかけると清之助は、五兵衛に娘を連れて帰ってくれるよう頼んだ。清之助のおさわへの強い気持ちに心打たれた五兵衛は、二人の仲を認め一緒に添い遂げるよう励ましたのだった。「山水」を守るため一人奉行所へと向かったおさわを老公一行らは追いかけ、夏山らの悪事を暴いたのだった。

 

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