放送日:3月2日 (月)

水戸老公(里見浩太朗)一行は松江に着いた。そこで芸者の染香(国分佐智子)と出会う。染香は好色の次席家老・安部采女(あべうねめ・成瀬正孝)に気に入られていたが、染香は源一郎(比留間由哲)という若侍に想いを寄せていた。

この源一郎という男は、勘定奉行・景山半左衛門(江藤潤)の跡継ぎ息子でありながら、昼間から酒を飲み、酔ってごろつきとけんかをするなどして、町の人々もあきれて果てていた。半左衛門が厳しく意見をしても源一郎は態度を改めようとはしない。

ある日、源一郎は安部の家臣に力ずく連れていかれそうになっていた染香を助けようと乱闘になり、ついには半左衛門に勘当されてしまう。だが、源一郎は義母・世津(川島美津子)の恩に報いるため、病弱な異母弟・進次郎(大沼遼平)に家督を譲ろうと、わざと無頼を働いていたのである。そして、染香だけは源一郎の本意を知っていた。

その頃、安部は、鉄の精製を任されている鉄山師(てつざんし)の長兵衛(丹古母鬼馬二)と結託して鉄を横流しして、私服を肥やしていた。お娟(由美かおる)は染香に頼まれて一緒に安部のお座敷をつとめ、安部の悪事を知る。

一方、半左衛門も鉄の取引を巡る悪巧みに気付く。だが半左衛門は安部の計略にはまり、横流しの罪を負わされてしまう。父親が窮地に陥っていることを知った源一郎は、安部のもとへ父の無実を訴えに行く。そして老公一行も力を貸し、安部の悪巧みを暴いたのだった。

 

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