中尾:C・A・Lの中尾でございます。今日はお忙しいところ、水戸黄門第39部の製作発表に大勢の皆様にお越しいただきましてありがとうございます。平素の水戸黄門にご支援いただきまして、この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。「パナソニック ドラマシアター」として新しく放送する水戸黄門第39部でございますが、今回は長崎が主な目的地です。長崎でいろいろな不正が行われているのではないかということで、西日本、中国、四国、九州をまわって、長崎奉行にまつわる、あるいはその他の色々な不正に関わる世直しをしようという内容でございます。

10月13日が第1回目で、2時間のスペシャル版として放送いたします。今回は少々キャスティングが変わっております。時代劇といえば正義と悪の対峙が大事でして、悪者としてドラマを支える柳沢吉保などセミレギュラー陣を新しいキャスティングにさせていただきました。ご老公と直接対決いたします宿敵・柳沢吉保役には石橋蓮司さんを起用させていただきました。江戸城の中の顔ぶれも変わりました。徳川綱吉役には中村繁之さん、その生母・桂昌院役には岩崎加根子さん、それを影で操ります祈祷僧に麿赤兒さんという演技派と申しますか芸達者な顔ぶれを揃えまして、ご老公と悪の対峙をより鮮明にして、時代劇をより深みのあるものにしていきたいという狙いがあります。

それに元家老である山野辺兵庫役、かつては丹波哲郎さんが演じておりましたが残念ながらお亡くなりになられまして空席になっておりましたが、今回からは長門裕之さんに演じていただくことになりました。緊張感の中にもリラックスしてお楽しみいただける皆さんを配しての再スタートということになります。また、今回は10月に長崎ロケを予定しております。今年は日本とオランダの通商が正式にはじまりまして400年ということを聞きました。そういったこともありまして、ストーリー立てを考えております。記念すべき日蘭通商400周年をひとつの節目として長崎までロケに参りたいと思っております。

スペシャルをご覧いただいておわかりいただけたかと思いますが、オープニングの絵柄を変えてございます。今までは西山荘の夏場の緑鮮やかなシーンだけでしたけれども、早春の梅の景色、秋の紅葉など“西山荘の四季”をテーマに撮影いたしました。ハイビジョンで美しいオープニングをご覧いただきながら、お話を楽しみにしていただきたいと思います。

そして、今回は磯山さやかさんにご登場いただいています。若さあふれる演技が見られることと思いますので、どうぞご期待いただきたいと思っております。また、由美さんと若い女優さんといえば、お風呂のシーンの共演となるのでしょうか?(笑)そういう声も皆様から出ておりますので、プロデューサーとしては何とか実現させたいと思っております。それでは、出演者の方から第39部の抱負を語っていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。


有村アナ:ありがとうございました。私も試写を拝見させていただきまして、江戸の仇を長崎で討つなんていう宣戦布告が第1話からありまして、今後のストーリー展開が楽しみです。第1話は残念ながら由美かおるさんのお風呂のシーンはなかったんですけれども、こちらの方もどんな風になるのか楽しみにしております。さて、それではご出演の皆様から挨拶をいただこうと思います。第31部から水戸光圀役を演じていただいています里見浩太朗さんです。どうぞよろしくお願いします。