老公(里見浩太朗)一行は、志保(小沢真珠)が探す山師の伊之助(山本圭)の行方を追って石見へと向かった。その道中で、大八車に乗った青木平四郎(江藤潤)とその車を引く妻のかよ(坂口良子)に出会う。皆、2人を見て昼行灯の夫にしっかり者の妻といった印象を受けたのだった。

平四郎は、銀山の見回りの途中に落盤に合い亡くなったという代官の後任として赴任してきた新しい代官だった。婿養子に入った平四郎は妻・かよに頭が上がらない。代官所の仕事も部下の山崎喜平(藤堂新二)に任せきりだった。情けない平四郎の陰で山崎は、御用商人の真田屋(和崎俊哉)と結託し、運上銀を着服し仏像にして海外へと売りさばき私腹を肥やしていた。その2人の黒幕である翁の面をかぶった謎の人物(西沢利明)は、山師・作蔵(木村元)が発見した銀の鉱脈を隠し銀山にして、さらに大儲けしようと企んでいたのだった。そして作蔵は、山崎たちの手により山奥に監禁されていた。

石見神楽の蛇舞を楽しむご老公一行は、隠し銀山の証拠となる銀の仏像を手にした公儀の隠密が斬られる現場に出くわす。ご老公は何か事件が絡んでいると察知し、お娟に事件の真相を調べさせる。その頃、風車の弥七(内藤剛志)は、山奥で監禁されている作蔵を発見する。作蔵から山崎たちの企みを聞き、真田屋に向かった弥七は、石見神楽での一件を調べるため真田屋を張っていたお娟と会い、事件の真相は明らかになったのだった。

報告を受けたご老公は、平四郎に事のすべてを知らせるが、当の平四郎はすっかりおよび腰である。そんな夫に業を煮やしたかよは、山崎たちの悪事を暴きたてるが捕らわれの身となってしまう。翁の面をかぶった謎の人物がかよに斬りかかろうとしたその時、弥七の風車が翁の面を割る。すると面の中の黒幕は、死んだはずの前代官・畠山兵部だった。

平四郎は愛する妻・かよを救い出すため、勇気を出して立ち上がり一行の助けを借りて悪と対峙するのだった。

その後、平四郎は自信を取り戻し、妻のかよは夫の思いにふれ、すっかり素直になった。そんな微笑ましい2人に見送られ、ご老公一行は石見を後にした。