皆様、ご無沙汰しておりますおゆきでございます。
32部ではなかなか太秦日記が書けず・・・33部では「太秦だより」として、不定期ではございますがレポートしていきたいと・・・。
こんなおゆきですがどうぞ見捨てずに・・・・。(泣)

太秦だより VOL.5

おゆき♪の突撃レポート!(鈴木史朗さん編 全3回 その3)

(その2からの続き)

鈴木: あとは、それと同じくらい難しいというか、でもはるかに歌いやすいですけど、「海に消えたチャコ」っていう歌なんですけどね。
両方ともトクチマサノブさんという、沖縄出身の作曲家の方で、沖縄メロディが入ってるんです。
とってもチャーミングです。
おゆき: 譜割とかはどうですか?やっぱり難しいですか?
鈴木: 難しいです。「冷たいキッス」はもう、見ただけで、楽譜見たら絶対これ歌いたくないって思いますね。
おゆき: あ〜。譜割が難しくて、音が低くて・・・
鈴木: 高くて、幅があって、いきなり高いところまでウワーンって飛ぶしね。
おゆき: へ〜。ん〜、聞いているだけでめげそうですね。
鈴木: しかもこぶしを使わないとならないところが何箇所かあるんですけど、これがちょっと難しいんですね。
演歌とちがって、演歌のこぶしは天性ですからね、楽にでますけども。
ああいった歌謡曲の中で出てくるこぶしって難しいんですよ。ぜひ挑戦なさってみてください(笑)
おゆき: うっ・・・。近い未来に・・・。がんばります(笑)
それでは最後に、視聴者の方に大記録の放送1000回が終わって第33部に入りますけれども、
史朗さんがおすすめする第33部のみどころを。
鈴木: そうですね、やっぱりあの、全部見てるわけではないんですけれども、されにグレードアップして、しかも日本人の魂を、日本人の良さを送り届ける。
そしてその良さを皆さんも受け取って・・・特に若い人は、こういう言葉はいいのかなぁ・・・ 「立派な日本人になってください。」なんて(笑)
ただ、どうやって表現したらいいかなぁ。まぁラストサムライがすごく今、若い人に人気があって・・・
おゆき: そうですね。
鈴木: 昔の武士の精神が新鮮で、しかも、すごく感動を持って受け入れられてるっていう事が、ある意味ちょっと感動したんですけどね。
武士道の、本来のニトベさんの書いたものの中には、今の世情に合わないものがいっぱいあるんですが、でも日本人が持っている気質、そして目指すもの、何か知らないけどそういう良いものを水戸黄門は持っていると思うんですね。「日本人の持っている良さ」それを追求していく水戸黄門、さらにグレードアップした水戸黄門を、ぜひ楽しんで見ていただければ、あなたも素敵な日本人になれます(笑)
 
  史朗さん、本当にお忙しい中ありがとうございました。
実は当初15分ぐらいのお時間で・・・とお願いしたおゆきでしたが、30分以上もお話してしまいました。
とても物腰がやさしくて、すごく緊張していたおゆきもだんだんと和んでしまったんです。
なので、予定の倍以上のお時間をいただくことに・・・。
本当にすみませんでした。史朗さんにとても楽しいお時間を頂きました。
是非、またお話お聞かせくださぁい。
  【おまけ】
新レギュラー「よろず屋の千太役 三波豊和」についてお聞きしました。
おゆき: 第33部から新レギュラー、三波豊和さんが加わられていかがでしたか?
鈴木: 三波さんはやっぱりね・・・、お父さんを僕はよく存じ上げてるんですけどね、やはりそういうものをひいていらっしゃるだけあって、これからが楽しみという。
おゆき: 助さん・格さんからはですね、現場では神様、神様と呼ばれているらしいんです。
鈴木: へー、なんで??・・・あっ!
鈴木&おゆき: 「お客様は神様です」(笑)
鈴木: お父さんがね。それの遺伝子を引き継いでる彼も「神様」(笑)
おゆき: やっぱりそう思いますよね。
今度、助さん格さんに聞いておきます!!
鈴木: あの方はとっても気遣いの細やかな方で、しかも明るさもあって。
また、違った意味で苦労なさってますから。
これからの千太役、うっかり八兵衛を超えるくらい良い成長をしてほしいなと思ってますね。
・・・「子神さま」ですね(笑)
鈴木&おゆき:
   

太秦だより VOL.4

おゆき♪の突撃レポート!(鈴木史朗さん編 全3回 その2)

(その1からの続き)

おゆき: そして、やはりアナウンサーになりたいんです!という方からも質問が来てるんです。
なりたいんだけど自分の声が嫌いっていう方がいらっしゃって。
鈴木さんはどうですか?という質問です。
鈴木: んー、そうかそうか。だいたい90%の人がテープに吹き込んだ自分の声を聞いたら嫌だと思うはずです。
もっといいと思ってますから(笑)
だから気にしないで下さい。
おゆき: ありのままで!っていう。
鈴木: そのまま自分の良さを出せばいいですね。
おゆき: そうですね。
さて、水戸黄門の話題をもう少し。
以前、番組の方にもご出演いただきまして、次回ご出演時には悪役というのはいかがですか?
鈴木: いやもう、一回目で懲りまして(笑)
おゆき: (笑)
鈴木: 坊主役だったんですけれども、カツラをつけて、あとラッカーでモミアゲを隠して、
はがした後がかぶれましてね。いや〜ぁ、そして暑かったんですよ。時代劇はこんなに大変なんだと。
これはもう、とても僕にはできない。みなさんはえらい!兜を脱いでこれからは来てもお断りしようと。
おゆき: (笑)質問を下さった方からは、浪人役で殺陣まわりとかもいいんじゃないですか?って。
鈴木: 浪人で殺陣まわりね。でももう66歳ですからね。殺陣まわりしたら、あちこちなんか怪我しそうでね。
怪我させたりね。若い頃とか、小さい頃はチャンバラ大好きでね。
もう、チャンバラ・剣劇、そんなものが大好きないわゆるわんぱく少年でしたから、
そういう夢とかは残ってますけどね、もう体がついていかないですからね(笑)
お言葉、本当にありがとうございます。
もし元気でそういうチャンスがあったら、まぁ・・・。でも考えますね。
おゆき: あはは。もういいですか?、やっぱり(笑)
鈴木: いや〜ちょっと無理じゃないかなぁ。ホントに謙遜じゃないけど無理じゃないかと思いますね。
おゆき: わかりました。では次の質問です。
史朗さんはスーツのイメージが強いですが、オフの時はどんな服ですか?
鈴木: オフもスーツです!
おゆき: オフもスーツなんですか(驚)
鈴木: はい。カジュアルな(笑)
スーツにワイシャツ。ネクタイはさすがにオフはしませんけどね。
だって背広ほど便利なものはないですよ。
おゆき: そうなんですか?
鈴木: えぇ。僕らの時代は、貧しくて着るものもなかったでしょ、戦後ですから。
学生服一着で全て過ごしたわけですよ、大学まで。
ということは、学生服よりは楽なわけですよ、背広は。開いてるし。学生服は詰襟でしょ。
カラーがついてますから。それを小・中・高・大ですよ。ずっと着てたわけですから。
それに比べれば背広の楽なこと。
おゆき: 楽・・・(笑)わかりました。
では、次の質問です。仕事でもプライベートでも全て含めて、一番楽しいことは?
鈴木: 歌を歌っている時ですね。舞台でね。例えば、なるべくでかい舞台でね。
今までで一番うれしかったのはコマ劇場で1ヶ月、大阪梅田でも1ヵ月半、大舞台で歌っている時は最高のカラオケですね(笑)
おゆき: あはは。一番気持ち良く(笑)実際カラオケボックスへ行かれる事は?
鈴木: えぇ。もう暇な時は。
まぁTBS時代はヒマでしたから、結構カラオケボックスへ行って。
おゆき: 歌っていらしたんですか?
鈴木: あいつどこいってんだ?って(笑)
おゆき: 十八番はなんですか?
鈴木: 十八番は・・・たくさんありすぎて困るんですけどね(笑)
若い人が知らない歌ばっかりですね。なんでしょう?あなた、フランク永井は知ってますか?
おゆき: わかります。
鈴木: フランク永井の歌は全部十八番ですね。
おゆき: 全て!
鈴木: えぇ、全て。特にフランク永井しか歌えない!という難しい「冷たいキス」は、 私しか歌えないんじゃないかと。フランクさんと。
おゆき: すばらしい〜
鈴木: これは低い音と高い音の差がすごくありまして、その低い音が、下のドシラソファミ、のミから出るんです。これは男性歌手では彼だけなんです。
おゆき: そうなんですか。私は、フランク永井さんていうと低音部分の声を綺麗に出されてたというイメージが強いんですよね。
鈴木: それがでるんです、僕も。だから音域は同じなんです。
おゆき: あ、そうなんですね〜
鈴木: 話している時は高め、今ちょっと風邪をひいているので、低い声が出ないんですけど。
いつもは出るもんですから、それで歌える歌が「冷たいキス」っていう非常に難しい歌で。誰も歌ってないんです。カラオケで。
おゆき: そうですかー

太秦だより VOL.3

おゆき♪の突撃レポート!(鈴木史朗さん編 全3回 その1)

なんと、「水戸黄門」の4代目ナレーター鈴木史朗さんにお話を伺うことが出来ました。お忙しい中、おゆき♪のために、いえいえ、水戸黄門ファンのみなさんのためにお時間を作っていただけました。感謝!感謝!!

史朗さんありがとうございました。

実は、今回はホームページや携帯電話サイトからCAL宛てに頂いた史朗さんへの質問をそのままぶつけてみました!


おゆき: 本日はお忙しいところありがとうございます。
早速ですが、水戸黄門のナレーションのお話が来たときの感想をお聞かせください。
鈴木: これはね、うれしいんですよ。TBSのアナウンサーとしては光栄なんです。
というのは歴代名アナウンサーと言われた方が「水戸黄門」のナレーターなんですよ。
芥川隆行さんでしょ。この方は名ナレータですね。

それから二代目が杉山新太郎さん。ナレーションの名人と言われた方で、
僕のアナウンサーのお師匠さんなんですね。

三代目は外の方でしたけれども。そして4代目、TBSでいうと3代目ですね。
3代目になったときは非常にうれしかったですね。
おゆき: では、視聴者の方からの質問です。
水戸黄門はお好きですか?
鈴木: もちろん!
おゆき: 具体的にこういうところが!というものはありますか?
鈴木: つまり、日本人が失いつつあるいいところを全部、照れ隠しせずに堂々と出してるところが好きですね。
勧善懲悪で、しかも親孝行とかね。そういう本来日本人が最も、みなさんがいっぱい持ってきたもの、それが今だんだん希薄になっているのがしっかりと残ってますから、我々の世代が見ても懐かしくてうれしい。でも若い人が見て、「あぁ、これが日本人の魂なんだ、心なんだ」と思ってくれればと思います。。しかも家庭的でしょ、水戸黄門ていうのは。
殺伐とした時代劇じゃなくて。だから特に親子の情とか、ほんとに涙が出るようなものがいっぱいあるんですよね。
おゆき: そうですよね。実はこの質問をいただいてるのは小学生の子なんですよ。
鈴木: へ〜。かわいいですね。しっかり見てください。
水戸黄門を見ていればあなたは立派な大人になります。(笑)
人から尊敬される立派な大人になります。本当にそう思いますよ。
おゆき: この質問は史朗さんご自身にきています。
アナウンサーになりたいと思ったのはいつぐらいですか?
それに対して何か特別な勉強とかなさいましたか?
鈴木: まずなりたかったのは小学生4年生の時に、NHKの名アナウンサーの和田さんの随筆、
エッセイを読みまして、感激しましてね。これはいいなぁ、立派な仕事だなぁ、と思いましたね。
「放送員たるものは自らを鍛え、そして修行して一人前になる事が、人間として一人前になる事がまず前提だ」という。つまり人間を作ってから、その人間が立派になって、そして人に対して、なんていうんですかね、いいものを与えられるようになってからというようなことが書いてあったんですよ。「あ〜、なるほど。」こういう心がけで人様のお役に立てるんじゃないか、自分もそういう事嫌いじゃないし。と思ったのが小学生の時ですね。
おゆき: なるほど(頷)
鈴木: そして、そこからずーっとまた、いろいろとね考えが変わるわけですね。医者になりたかったりとかね。
でも、結局また戻っていったのは、早稲田大学に入りまして、僕は陸上をずっとやっていたんですが、早稲田の競争部にいったんですよ。そこで4年間やろう、そして一流選手になって大会社に入って、うまくいけばオリンピックに、なんて思ったんですけれども、いやもう、すごいレベルの差でね。入った途端に、もう真っ暗でしたね。当時飯島が10秒03で100M走っていて。そこに早稲田大学で大変人気のあった放送研究会というのがあって、ちょっと興味があったんです。
自分の標準語が一応東京で通用するのか?と、いわば半分肝試しですね。
そしたら入っちゃったんですねぇ。
おゆき: じゃぁ、そこからですね。
鈴木: そこからですね。300人くらい受けるんですよ。人気ありましたから。
ただ、部室に10人しか入れないから、競争率がすごいですよね。
それに入るとやっぱり「入ったんだから!」って気持ちになりますよね。
おゆき: なりますねー。じゃぁ、そこからすでにアナウンサーだったんですね。
鈴木: 4年間も体育会系のシゴキを受けさせられて・・・そこからですね。
おゆき: 放送研究会も体育会系なんですね!
鈴木: 体育会系ですね。1年先輩はもう「先輩」なんです。
先輩4年の先にはNHK・民放ずらりとアナウンサーがいまして、この方たちが教えに来るんです。
おゆき: もしかして、合宿とかありましたか?
鈴木: ありました。年に2回あるんです。
おゆき: けっこう長めに行くんですか?
鈴木: 短くて3日、長くて1週間ですね。
おゆき: そこにずーっと缶詰状態で?
鈴木: 「あいうえお」からね。
おゆき: 発声から全部なんですね?
鈴木: はい。ニュースなんてなかなか読めないです。天気予報から始めるんですけどね、
天気予報だけでも、そうですね、一年くらいかかるんですね、ちゃんとOKがでるまでは。
もう本当の体育会的なしごきで4年間やりますと、みんなアナウンサーになっちゃうんですね。
しかも、先輩がみんなアナウンサーとして就職してますから、その後を自然に追いかけていく。
そして、放送局の試験を受けると、それだけ鍛えてるから、何千人受けていても残るんですよね。
最後の組にみんな残るわけです。あとは各局の好みがありますから。
ですから放送研究会が私をアナウンサーにしてくれた大きなきっかけですね。

太秦だより VOL.2
4月14日から19日まで新潟三越で「水戸黄門放送1000回記念特別展」が開催されていました。
18日の日曜日には里見さん、原田さん、合田さんのトークショーが開催され、大変盛り上がりました。
なんと、助さん・格さんがその場で印籠のシーンを再現してくれたんです。
ご覧になれた方、大変ラッキー。
里見さんも司会の大倉さん(新潟放送アナウンサー)と旧知の仲のようで、ゴルフの話やお二人のプライベートなお話もしていましたよ。

太秦だより VOL.1

今回は第33部クランクインの日を皆様にレポートします。

平成15年12月8日(月)

水戸黄門第33部はクランクインしました。
半端じゃない寒さでした。おゆきはこの日、実は6:30に撮影所に
着いたのですが・・・。
ほんとーに寒かったです。
朝の感想を一言で!というなら「火が欲しい!!!!!」
というぐらい寒かったんです。
恒例のおはらいでも、一同凍えてました。
風も強かったんですよねぇぇぇ。
しかも、おはらい後はなんと、映画村での撮影だったんです。
よろず屋の千太役三波豊和さんも早速の出番です。
初めてのおゆきは、三波さんに「宜しくお願いしますぅ」と言うと、
やさしく「よろしくねっ」って言ってくださったんですぅぅぅぅぅ。
その一言でやる気満々!
夜おそーくまで撮影は続きましたが、おゆきは元気でした!!


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